第9回は吸排気系と主要構成部品(吸気マニホールド、スロットルボディ、エアクリーナー、排気マニホールド、サイレンサー(消音器))について、ハードウェアの技術ポイントや設計手法を解説します。エンジンの燃焼を支え、出力性能や排ガス性能を左右する重要なシステムです。…
第8回は冷却系と主要構成部品(ウォーターポンプ、ラジエーター、サーモスタット、クーラント)について、ハードウェアの技術ポイントや設計手法を解説します。エンジンを冷却するだけでなく、車両全体の熱マネージメントシステムに組み込まれて、燃費向上を目的に全体最適化されるようになってきました。…
第7回は潤滑系と主要構成部品(オイルポンプ、オイルフィルター、オイル劣化検知システム、オイル)について、ハードウェアの技術ポイントや設計手法を解説します。エンジンを適切に潤滑するだけでなく、冷却や防錆等の機能も有する重要な部品群です。…
第6回はエンジンの吸排気バルブを駆動する動弁機構の主要構成部品について、ハードウェアの技術ポイントや設計手法を解説します。カムシャフト、バルブスプリング、ロッカーアーム、バルブリフター等、強度や摩耗等の設計要件を満足した上で、軽量コンパクトで、かつ高剛性というトレードオフ設計が必須となる難しい部品群…
第5回目はエンジンの吸排気バルブを駆動する動弁機構全体について、ガソリンエンジンを例にハードウェアの技術ポイントや設計手法を解説します。エンジン特性に合わせて動弁型式を適切に選択し、シリンダーヘッド内に収納するためにコンパクトに設計することが肝要です。…
第4回は、エンジンの燃焼を支えるヘッド・動弁系の中核部品であるシリンダーヘッドと燃焼ガスをシールするヘッドガスケットについて解説します。熱疲労によるヘッド破損、バルブシート摩耗による圧縮不良、ガスケットからのガス漏れ等が頻発し、耐久信頼性保証が難しい部品です。…
エンジンの基幹部の一つである主運動系をテーマに2回に分けて解説します。第3回はエンジンの基幹部の一つである主運動系の構成部品であるピストンとピストンリングについて、ガソリンエンジンを例に技術ポイントや設計手法を解説します。機能設計や信頼性設計が難しく、設計手戻りが多い部品です。…
エンジンの基幹部の一つである主運動系をテーマに、2回に分けて解説します。第2回はクランクシャフトと軸受について、技術ポイントや設計手法を解説します。主運動系とは燃焼圧力を回転運動に変換する機能システムであり、クランクシャフト、ピストン、コンロッド(コネクティングロッド)等の部品群で構成されます。…
今回から製品開発における3次元のハードウェア設計プロセスをテーマに、技術顧問の専門分野である自動車用ガソリンエンジンを題材として、開発現場での実戦経験も踏まえ、主要部品の設計や技術ポイントについて解説していきます。第1回として、エンジンの基幹部である主構造系を構成するシリンダーブロック、軸受キャップ…
12回にわたり掲載してきた最終回は本シリーズの総括として、皆さんに是非お伝えしたいことがあります。すなわち、変革の時代は従来の延長である積上げ的な改善では限界があり、従来に無い飛躍的な革新が必要になるということです。日本の強みは現場の改善力ですが、裏を返せば弱みは対極の革新力です。…