プレスリリース: 視覚障がい者向け駅構内ナビゲーションシステム「shikAI」の実証実験を実施します

2018.07.31

東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区 社長:山村 明義 以下:東京メトロ)及びプログレス・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都江東区 代表取締役:小西 祐一 以下:プログレス・テクノロジーズ)は共同で、2018年8月6日(月)より、有楽町線辰巳駅構内において、視覚障がい者向け駅構内ナビゲーションシステム「shikAI」を活用した実証実験を開始します。

本実証実験は、東京メトロのオープンイノベーションプログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR 2016」において、東京メトロアクセラレーター賞を受賞した、プログレス・テクノロジーズの「東京をすべての人々にとって安全でやさしい街にする」という提案の実現に向けた第一歩として実施するものです。

「shikAI」は、駅構内の点字ブロックに表示したQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ることで、現在地から目的地までの正確な移動ルートを導き出し、音声で目的地までご案内するシステムです。各QRコードには正確な位置情報が紐づけられており、視覚障がい者の方が迷うことなく、ホームから改札を通り出口まで向かうことを支援します。8月6日(月)より随時、有楽町線辰巳駅にて視覚障がい者の方に「shikAI」をご利用いただき、システムの有用性を検証いたします。

※このニュースリリースは、国土交通記者会、ときわクラブ、都庁記者クラブ、東商記者クラブ、レジャー記者クラブにお届けしております。

 

 

 

視覚障がい者向け駅構内ナビゲーションシステム「shikAI」実証実験詳細

1. 実証実験目的
プログレス・テクノロジーズが開発した視覚障がい者向け駅構内ナビゲーションシステム「shikAI」の有用性を検証します。

2. 視覚障がい者向け駅構内ナビゲーションシステム「shikAI」システム概要
「shikAI」は、視覚障がい者の方に晴眼者が視界から得る情報を音声で伝えることで、現在地から目的地までの移動を支援するナビゲーションシステムです。
駅構内の誘導ブロック上に配置した位置情報を持つQRコードを、専用アプリ内から起動したスマートフォンのカメラで認識し、進む方向や距離を音声で細かく伝えることで、目的地まで案内します。

 

 

 

3. 実施日
2018年8月6日(月)より随時実施

4. 実施場所
有楽町線辰巳駅構内

5. 実験内容
視覚障がい者の方に、「shikAI」の案内で、ホームから改札そして出口に向かうルートと、改札からホームに向かうルートの2通りのルートをご移動いただきます。その後、システムの有用性を調査するアンケートにご回答いただきます。

6. その他
今回の実証実験を踏まえ、システムの有用性等を検討してまいります。

※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。