世界初!スクリーンをタッチしながら自走するロボット「TABO」発表

2016.02.08

このたび、株式会社バスキュール(東京都港区)とプログレステクノロジーズ株式会社(東京都江東区)は、「コミュニケーションとテクノロジーの視座から既存のヒト・モノ・コトを拡張し、未来にタッチする」ことを目的に、企業の垣根を超えてスペシャリストが集まったプロダクトチーム、touch.plusを発足しました。( http://touch.plus )

その第一弾として、タブレット端末のタッチスクリーンに着目。スクリーンの中だけに関心が向いてしまっている子どもたちのまなざしを現実世界に引き戻すために、iPad Proの上でタッチスクリーンと連動して動くロボット「タブレットボット・TABO(ターボ)」を開発しました。( http://tabo.touch.plus )

TABOは、2個のステッピングモーターによりiPad Proの広いスクリーン上を自在に走ることができます。また、底部に3点のタッチ機構を備え、自らの位置情報を常にタブレットにフィードバックします。この仕組みにより、スクリーンの中と、その上に物理的に乗っているTABOの動きを完全に同期したコンテンツ開発が可能になります。TABOの制御は、Bluetooth LE通信を用いてiPad Proなどの外部端末から行います。Swift言語に対応したSDKを用意しており、誰でもTABOコンテンツを開発することが可能です。

TABOは、エンターテイメントや教育の分野で、仮想と現実をつなげた新しい体験を提供します。今まで、ゲームはスクリーンの中で完結していました。TABOなら、リアルな遊び相手として存在し、プレイヤーと一緒になって遊んでくれます。プログラム学習コンテンツでは、スクリーン内だけの仮想の物体の制御よりも、TABOという実在のロボットの制御を通じてトライアンドエラーを繰り返すことができます。
今後、エンジニアを対象としたハッカソンや、子ども向けコンテンツを用意してワークショップを行う予定です。
また、クラウドファンディングによる販売を予定しています。

 

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