2024年12月3日(火)セミナー登壇レポート|新潟市主催 デジタルツインでのまちづくり説明会(にいがた2kmビジネス説明会)

2024.12.16

12月3日(火)に開催された、「デジタルツイン」を活用した街づくり説明会(にいがた2kmビジネス説明会 / 新潟市主催)に招待いただき、代表の中山が登壇いたしました。

新潟市では、まちづくりにおいて構想段階から市民に参加いただき、多様な意見を集約して共に作り上げたいと考えています。新潟市の街並みをデジタル空間上にもうひとつ完成させる「デジタルツイン」は、様々な状況をシミュレーション予測しながら議論できるため、まちづくりの支えとなる技術としても、注目されています。

今回開催された説明会は、新潟市民の皆さまに、この「デジタルツイン」技術に対する理解を深めていただき、今後のまちづくりに必要不可欠となるデジタルの視点を持っていただくことを目的としています。

 

当日は、約70名を超える地元企業の経営者様、学校関係者など多くの方にご参加いただきました。はじめに、新潟市都市政策部 宮崎政策監より新潟市のまちづくりに「デジタルツイン」を取り入れる重要性や今後の展望をお話しいただいた後、実際に「デジタルツイン」を活用したビジネス展開を行う企業2社より、各種取り組みや、具体的事例を紹介いたしました。

国交省主導の3D都市モデル「PLATEAU(プラトー)」で新潟市内の街並みを3Dデータ化して様々な取り組みを行うなど、最新テクノロジーを積極的に活用する新潟市

 

中山からは「デジタルツインにおける未来予測」をテーマに、デジタル技術の活用で何ができるかという身近な事例を紹介するとともに、製造業での「デジタルツイン」の最新動向をお話しいたしました。

「デジタルツイン」の基本的な知識からメリット・活用事例まで幅広くご紹介しました
自動車開発における“走る・曲がる・止まる”といった基本性能も「デジタルツイン」技術の活用で安全に検証できる(資料提供:当社グループ会社 S&VL株式会社)

 

さらに、今後の新潟市のまちづくりの参考になるよう、「デジタルツイン」を活用した世界各都市の取り組みを動画を用いて解説。新しいビルを建設した場合や道路幅を変更した場合の交通量・騒音の変化を検証したというフランスでの事例や、災害が起きた場合の最適な避難方法のシミュレーションを行った日本(けいはんな学研都市)での事例に触れました。

中山は「デジタルツイン技術を活用すると複雑な未来予測や事前解決ができる。自分たちの街の未来を、自分たちで予測して安全につくっていくことが実現できる」というメッセージをお伝えしました。

フランス・シンガポール・インドなどの世界都市でも、まちづくりの様々なシーンで「デジタルツイン」が活用されている(資料提供:株式会社ダッソー・システムズ)
当日登壇者:左から 当社代表取締役 中山岳人、株式会社モンドリアン 代表取締役 角田拓志氏、新潟市 都市政策部 政策監 宮崎博人氏 (新潟市民プラザにて)

 

当社では引き続き、「デジタルツイン」の活用におけるビジネス展開、および新潟県内の教育機関・企業との産官学連携などを進め、新潟の活性化に貢献してまいります。