2025年9月12日(金)S&VLが「2025 Japan ZERO PROTOTYPES Summit」にて講演・出展しました
プログレス・テクノロジーズ グループのグループ会社である S&VL株式会社は「2025 Japan ZERO PROTOTYPES Summit」(2025年9月12日・東京コンファレンスセンター品川で開催)にゴールデンスポンサーとして協賛・出展いたしました。
本イベントは、コンカレント日本社およびVI-grade GmbH社が主催するドライビングシミュレータ技術の交流を目的とした技術交流会であり、今年5月にイタリア・ウーディネで開催されたフラッグシップイベント「ZERO PROTOTYPES Summit」の日本版として開催されたものです。
当日は約230名の業界関係者が参加し、最新技術の紹介や活発な意見交換が行われるなど、大変盛況なイベントとなりました。

バーチャルテスト技術の活用による新たな車両開発の可能性
本イベントでは、「物理的なプロトタイプを用いずに車両開発を推進する」というビジョンのもと、Simulation、Simulator、XiLSなどのバーチャルテスト技術を活用した開発事例の発表や、各社展示ブースでの体験型デモンストレーションが行われ、来場者の関心を集めました。
各社が多様なバーチャルテストの活用事例を紹介する中、SUBARU様は「DIM300と ADAMS RT/SWIFT RTの乗心地・官能評価への活用」と題した講演を行われました。その中でS&VLとの共同研究にも言及され、バーチャル環境における官能評価の可能性について具体的な取り組みをご紹介いただきました。
S&VL講演: ドライビングシミュレータDiM300の活用技術のご紹介
S&VLからはエンジニアの宮崎が登壇し、最先端のドライビングシミューレータDiM300における複数のソフトウェアとハードウェアシステムを統合する技術開発・取り組みについて、実践的な事例を紹介いたしました。
具体的には、道路幅の違いによってドライバーが緊張状態に置かれる場面において、ステアリングのグリップ力を波形データとして可視化・比較する技術や、リアルタイム表情解析技術をDiM300と組み合わせて検証する事例を動画を交えて紹介いたしました。これにより、安心・安全の観点から定量的なデータに基づいた分析が可能であることが来場者の皆さまにご理解・興味を持っていただき、講演後には多くのお客様にブースに足を運んでいただきました。


S&VLでは、複数のソフトウェアとハードウェアを高度に統合した環境を運用しており、車両の運動性能から感性設計、人間工学的評価に至るまで、DiM300環境の適用領域を着実に広げています。今後もOEMやサプライヤーの皆さまと連携しながら、シミュレーションにおけるさらなる可能性を追求し、自動車開発に貢献してまいります。
ドライビングシミュレータを活用した開発・検証をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。